こうした状況を考えあわせると、主婦にも家事以外の、趣味とか仕事をする場所があってしかるべきだ。 ユーティリティーを望む主婦が多くなったということは、これと無関係ではないだろう。

しかし、先にも述べたように、独立した部屋をもつとなると、いろいろな問題が出てくる。 家事にせよ、趣味にせよ、一室にこもりきりになるよりは、子どもたちを見守りながらのほうが安心だ。
また、子どもには母親の働く姿、読書する姿などから学ぶものも多いのだ。 私のおすすめしたいのは、キッチンのコーナーの利用である。
最近は寝室のありようもずい分変わってきて、若い夫婦の中には、「目黒エンペラー」もかくや(といっても私はそれがどんな様子か想像もつき難いのだが……)、と思わせるような部屋づくりをする人もいる。 だいたい日本の建築全般について言えることだが、いくらか年配の人は赤坂のクラブふうの家を建てたがる。
それよりすこし若いとキャバレーふうの家を建てたがる傾向があるようだ。 どちらも水商売にいってしまうのが謎なのだが、その伝でいくと、新婚さんがラブホテルふうの寝室をつくりたがるというのもわからないではない。
しかし、寝室のように日常茶飯のものというのがラブホテルふうであってはならない。 住まいの中に非日常的な空間を設けるというのは、当初は新鮮なものかもしれないが、住まいの本質からはやはり遠いものとなってしまうであろう。
住宅は日常的なものである。 「門口の筋に寝処を構う事忌むべし。
多くは利からず」という伝えがある。 門からまっすぐのところに寝室をつくるのはよくないという意味だ。
これは、寝室の条件である安全と静けさを保つための配置を問題にしたもので、現代の寝室にも、そのまま当てはまる。 寝室とは、住宅の中でいちばんプライバシーの必要な場所である。
それだけに、他人におびやかされない、安全な場所でなければならないから、外と接する門、玄関の近く、あるいはまっすぐ入ってこられるところを寝室とするのは避けるべきだというわけである。 静けさを保つためにも、寝室が門や玄関に近くないほうがいいことはいうまでもない。

寝室には、もうひとつ大切な条件がある。 日当たり、風通しがよいことである。
大人がひと晩寝ると、コップ一杯の水がふとんに吸い込まれるという。 オネショの坊やの場合も同じ。
これだけの湿気がこもるのであるから、日当たりの悪い部屋なら、寝具だけでもマメに干して使用すべきである。

太陽光発電の専門家にありがちな、予想外の太陽光発電のデメリットを紹介。